膝の痛みはもしかして...

膝が痛い女性のイメージ画像
膝が痛い、それはもしかして「鵞足炎(がそくえん)」かもしれません。

鵞足(がそく)とは
半腱様筋、薄筋、縫工筋の腱が扇状に広がりながら脛骨に付着し、その部分が水鳥の足の様な形であることから鵞足(がそく)と呼ばれています。

鵞足炎(がそくえん)
上の3つの筋の柔軟性が無くなり、腱と付着部に摩擦が生じて炎症が起こり、痛みが出る事をいいます。

・主な症状
膝下の内側(鵞足部)に運動後の痛みが生じます。重症になると、日常生活での階段の昇り降りにも支障をきたすことがあります。

・主な原因
1.過度な膝の曲げ伸ばし、膝の内側に負担がかかる動きを繰り返すスポーツや運動
2.合わない靴、安定しない足元でのスポーツや運動
3.スポーツや運動前後のストレッチ不足
などが挙げられます。

・対策のひとつ
筋肉の緊張をほぐし、鵞足(がそく)にゆとりをもたせるように太もも内側のストレッチを行う。

ストレッチのイメージ画像その1
右脚を伸ばし右脚に体重を乗せる(30秒間)。左脚も同様に行う。

ストレッチのイメージ画像その2
片方の脚を椅子や台に乗せ、つま先を内側へ倒す(30秒間)。もう一方の脚も同様に行う。

痛みの緩和が期待できるツボ
・曲泉(きょくせん)
膝を曲げたとき膝の裏にシワができ一番内側にあるところ
曲線のイメージ画像
縫工筋、薄筋に対し痛みの出ている箇所を軽く指で押してください。強く押してしまうと痛んでいる筋腱に痛みだけが出て、逆効果になってしまうので、軽く押すようにしてください。
尚、慢性的な痛みの場合は、お灸をするのもよいでしょう。

※鵞足炎(がそくえん)かもしれない、また、膝の痛みに悩まされてる方は、大きな影響が出てくる前に、一度、専門の医師の診断を受けましょう。