東洋医学的【脾】について

食事をする女性のイメージ画像
今回は東洋医学的【脾】(ひ)についてのお話です。

【脾】には、食べ物や飲み物から栄養を取り出し、気・血(けつ)・津液(しんえき)を全身に運ぶ作用があると言われてます。

胃が正しく働くように助けてあげたり、小腸・大腸・腎・膀胱などそれぞれの臓腑(ぞうふ)が正しく機能できるようコントロールしていると考えられてます。

脾の調子が悪くなると…

消化・吸収の機能が低下して
腹痛や下痢を起こすことがあると考えられ、また、食欲不振や膨満感など
胃腸に不調が現れると言われてます。

この他にも、脾は

怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の7つの感情、七情(しちじょう)といいますが、この中の
『思』(おもう)の感情とも結びつきが強いとされています。

考えすぎたり、思いつめたりすることで、脾が変調していきます。

考えすぎずには要注意ですね!!

脾の働きを助けてくれる食べ物として
米、ハト麦、牛・鶏・羊肉、大豆、黒豆、カボチャ、ニンジン、アスパラガス、長芋、葛、ショウガ、玉ネギ、トマト、マイタケ、リンゴ、レモン などがあります。

最近、胃腸の調子が悪いな〜、考えすぎてるな〜

という方
脾の働きを助けてくれる食べ物を、適度に取り入れてみるのも良いかもしれません。

また、当院では下痢、便秘、食欲不振や過食などのご相談も受け付けております。