更年期障害は、東洋医学では【腎】が衰えることで起きる老化現象の一つとして考えられています。
症状は多岐にわたり、のぼせ、足腰の冷え、動悸、息切れ、血圧の不安定、めまい、耳鳴り、頭痛、不眠、イライラ、倦怠感、憂鬱感、肌の乾燥やかゆみ、ホットフラッシュ(急な発汗)、肩こり、腰痛、関節痛などです。
【腎】は生命の源であり、生まれつき持っている生命力です。
これを【腎精】といいます。
【腎精】の蓄えが少なくなると、腰が弱くなる、目がかすむ、白髪などの老化現象が現れやすくなります。
気血を消耗する生活ばかり続けていると、【腎精】が少なくなり、老化を早めることにつながります。
あなたの周りに、疲れた顔をしてる、抜け毛や白髪が急に増えた、トイレが近い、風邪を良く引く人いませんか?【腎精】が枯れてきてるのかも?
【腎精】が十分にある人は、若々しく身体も元気。更年期や老後も穏やかに過ごすことができるのです。
【腎】の衰えを防ぐため、日頃の養生を心がけましょう。
【腎精】を補う食べ物
・ナッツ類(クコの実、松の実、クルミ)
・ねばねば(山芋、長芋)
・黒い食べ物(黒ゴマ、黒豆、黒きくらげ、海藻)
・温めるもの(ニラ、生姜、海老、シナモン桂皮)
更年期障害の改善でよく用いられるツボ
・関元(元気を補う)
・太谿(腎気を補う)
・神庭(のぼせた気を下げます)
早めの鍼灸で腎に活力を与えましょう!