東洋医学の考え方に、【陰と陽】があります。
この世の万物(すべて)は、互いに対極にある2つの概念で支えられていると考えられています。
たとえば、光と影、プラスとマイナス、裏と表、男と女、老人と子供などです。
この概念は人間の身体の状態にも当てはまります。
そして、対極にあるこの2つのバランスが崩れると病が起こるのです。
健康に関わる2つのバランスは【陰陽】です。
陰は-マイナス側へ、陽は+プラス側へと傾くことです。
陰陽+-の間を行き来してバランスをとっているのが「気」です。
東洋医学では、「陰の気は下に向かい、極まれば上に昇る。陽の気は上に向かい、極まれば下に降りる」と言われています。
陽気な人、陰気な人という通常の考え方とは、少し違いますね!
人間は昼間は「陽」の気が盛んで、夜は「陰」の気が盛んになっています。
これは、昼間に活動し、夜はゆっくり休むという生活パターンでもわかりますね。
ですが、夜更かしが続いたり、昼までダラダラしたりするとどうでしょう??
【陰陽】のバランスが崩れ、不眠になったり身体がだるくなったりしますよね。
鍼灸では、こうした【陰陽】のバランスを整え、「気」の流れがスムーズになるサポートをします。